室町時代
鎌倉時代の代表的な建築様式に主殿造、書院造、折衷様を挙げることができる。
滋賀県の勧学院客殿に代表される主殿造は鎌倉時代に武家住宅として生まれ、室町時代に発展した。
建具や壁で間仕切りをして、建物内に対面や仏事を行う部屋、寝室など様々な用途の部屋が造られており、一つの完結した生活の場所となっていた。また車寄や中門も設けられた。
京都府の慈照寺東求堂に代表される書院造は大きな部屋を持っているわけではなく、障子やふすまなどで仕切りがされており目的に応じて部屋を細分化している。
違い棚、付書院という座敷の飾りを備えていたり、柱が角柱であったりすることが特徴。
現在の宴席で上座、下座などという座席の位置が決められているのは床の間との位置関係がこの時代の身分序列の確認を促す役割を果たしていたと言える。
兵庫県の鶴林寺本堂に代表される折衷様は和様を基調に大仏様と禅宗様が混ざった形式。
屋根は本瓦葺で高く雄偉な屋根が多いなどの特徴を持つ。
また1467年の応仁の乱後の京の様子を描いた「洛中洛外図屏風」を見ると街には1~2軒ほど2階屋が見られるようになった。
そして室町時代の末に京の様子を描いたとされる上杉本洛中洛外図屏風では、わずかな期間しか経っていないにもかかわらず、2階屋がだいぶ増えているのも室町時代の特徴と言える。
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