奈良時代
代表的な建築様式に八幡造、春日造、校倉造を挙げることができ、いずれも重厚で力強いのが特徴である。
大分県の宇佐八幡宮に代表される八幡造は前殿と後殿の2つの建物を前後に連結させ、中間に1間の相の間(あいのま)をつけて一つの社殿にしたもの。
昼は前殿、夜は後殿の神が移動するとされている。
奈良県の春日大社に代表される春日造は切妻造(きりづまづくり・・・屋根の最頂部の棟から地上に向かって2つの傾斜面が本を伏せたような山形の形状をした屋根)で妻入(つまいり・・・建物の各面の呼び名で屋根の棟と直角な面を妻といい、ここに出入口があるものを妻入という⇔平入)であるが屋根が左右に反り、前方にも敷設されて向拝(こうはい・・・本殿や拝殿で屋根の一部が前方に突き出し,拝礼の場所となっているところ)となったもので大社造と同様に優美な曲線が与えられている。
奈良県の正倉院宝庫に代表される校倉造は高床式になっており、木材を横に組み合わせて積み重ねたものを壁とする建築の方式。
円形、四角、三角の断面を持つ横材は校木(あぜぎ)という。
校倉造の利点は湿度が高い時には木材が膨張して外部の湿気が入るのを防ぎ、逆に乾燥している時は木材が収縮して木材と木材の間に隙間ができて風を通すため倉庫内の環境を一定に保つことができる。
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